堺市立陵西中学校

2/13 トヨタアスリートによる出張授業-1

公開日
2023/02/14
更新日
2023/02/15

2年生

2月13日(月)午後、2年生は2学期に行った「トヨタSDGs教室」のご縁で「〜トヨタアスリートによる出張授業〜 みんなのチカラ」を実施しました。講師として、トヨタ自動車所属 パラ陸上競技選手の芦田 創(あしだ はじむ)さんにお越しいただきました。
芦田さんは、2022年ジャパンパラ陸上の走り幅跳びで優勝されています。

まず5時間めは、視聴覚室で芦田さんのお話をお聞きしました。「僕が子どものとき、大人からこんな話を聞きたかったと思う話をしようと思います」と前置きされ、自己紹介、こだわり、生い立ちなどを語っていただきました。以下、印象に残ったお話です。

5歳で発病(デスモイド腫瘍)15歳まで闘病生活。ドクターから「もうオペはできない。右腕を切断するしか」と言われたとき、切断への恐怖はなかったが、それなら好きなことをやらせてくれ、と走ることを始めた。すると癌が小さくなった。当たり前のことだけど、好きなことに取り組むと心が明るくなる。最初は超楽しかった。0.01秒にこだわることが楽しい。だから美しい。魅力がある。

「人生とは自分が主人公の物語だ」と思うようにしている。人生にはムチャクチャ壁が出てくる。壁が出てくると辛い。目標を決めないと立ち向かっていけない。
1cmの差でパラリンピックに出場できず。
どんどん自分の思考が「俺、障害があるから報われへん」になっていく。コーチに「おまえ人生において障がいに甘えてるぞ」言われた。「俺、くそダサいやん」

“障がい⇒かわいそう”を変えたい、価値観を変えたい
自分らしく生きていこう、いきいき・ワクワク生きていきたい
たまたま僕は障がい持っただけ
両親は「創は不自由だけど不幸じゃない」という
不自由な分、自由へのあこがれが半端ない

*画像2:実際に自己ベスト記録をメジャーで示してもらうと、生徒から歓声が聞こえます。