昨日のTV朝礼では，28年前に起こった阪神大震災の話から始めました。当時は私が住んでいた広島でも大きく揺れたので，飛び起きた記憶があります。それくらい大きくて被害も甚大な震災でした。地震はいつ，どこで起きるか分からないので，避難訓練の大切さや家族で何かあった時の避難場所や連絡方法などを決めておくのもいいですねと話しました。

次に，私自身が苦手だった納豆を例にして，「食べず嫌い」の話をしました。実は納豆は，広島では給食で時々出ていました。私自身，納豆のにおいやねばねばに，これは美味しくないに違いない，と思い込んでしまっていたので，子どもの頃は食べようとしませんでした。しかし，担任をしていた時，アレルギー以外は頑張って少しでも食べようねと言っていた手前，食べない訳にはいきませんから頑張って食べていました。すると，だんだんと食べられるようになってきました。子どもの頃は，納豆だけでなく野菜や魚も苦手でしたが，給食のおかげで食べられるようになったという話をしました。そして，今好き嫌いがある人も，試しに少しだけでも食べてみたら，思ったよりもおいしかったり，あるいは少しずつを続けていると意外に食べられるようになるかもしれませんという話をしました。

さらに，「食べず嫌い」という言葉は食べ物だけに当てはまるのではなく，勉強やスポーツなどにも当てはまるので，算数や漢字，なわ跳びなどが苦手な人も，毎日少しずつ練習したり，問題に挑戦したりするとできるようになって好きに変わるかもしれません。大切なのは，少しずつでいいので続けること。続けることさえできれば，苦手なものを好きに変えることができるかもしれませんという話でまとめました。