始業式でお話ししたことを紹介します。

校長先生が夏休みに起こったことでとても興味をもったことを紹介します。
夏の全国高等学校野球選手権大会で，神奈川県代表の慶応高校が１０７年ぶりに優勝しました。
優勝した慶応高校の監督，選手がインタビューを受けているとき，決勝戦で敗れた仙台育英高校の選手たちが，拍手しているときのことが取り上げられました。
これは，仙台育英高校の野球部の監督が，宮城県大会の初戦の前の日に，ミーティングで
「負けたときに人間の価値が出るからグッドルーザーであれ」
「負けたときに全力で相手に拍手をしてほしい」
と話していたそうです。
Good　loser　とは，「良き敗者」という意味です。
負けて悔しい気持ちをもちながら，自分たちに勝った相手をたたえて，祝福して拍手を送る。「自分たちもがんばった。よく戦った。強かった」という気持ち，誇りを大切にして，また自分たちも強くなっていこうという思いが込められているのではないかと校長先生は思いました。
さて，１学期，２学期，３学期とありますが，一番授業日数，学校に来る日が一番多いのは２学期です。
８月の今の時期は特に暑いですね。この暑さは，９月に入っても続き，日によってとても暑くなる日もあります。
大体秋分まで暑い日が残って，この日の後ぐらいから，過ごしやすくなってくるかなあというところです。
そして，１０月の初めには，５年生が育てている稲にお米ができてきます。初めのうちは，頼りなかったのですが，立派に育ってきました。
学校横の田んぼアートも絵がよくわかるようになってきました。
日本中のあちらこちらで稲穂が実り，お米がとれるようになってきます。
そして，日が進むにつれて朝晩が冷え込むようになってきて，木々の葉が黄色くなったり，赤くなったりしてきます。柿や栗などは秋に実りますね。
そして，次にやってくるのが寒波です。
２学期の終わりには，とても寒くなってきます。雪がちらつく日があるかもしれません。
このように，２学期は長く，季節の移り変わりが大きい学期です。そして，自然の恵みを大いに感じます。
実りがあるというのは，みんなも同じです。暑い季節から，過ごしやすい季節を経て，寒い季節へと移っていく中，遠足，社会見学など，学校の外で学んでくることも多いです。
６年生にとっては，１１月２１日，２２日に小学校生活最大のイベントがあります。修学旅行です。いい準備をして，思い出に残るものにしてください。
また，教科学習の中でもじっくり学ぶことが多い時期でもあります。
それぞれの教科を楽しく，深く学んでほしいと思っています。
２学期は，お米ができたり，果物の実がなったりすると同じように，みんなも苦労して頑張った成果が表れてきます。たとえ表れていないと感じたとしても，がんばったことは，一人一人の将来の財産となり，必ずどこかで役に立ちます。
先生方みんなで，２学期もみなさんの頑張り，成長を応援し続けます。
２学期もよろしくお願いします。