堺市立東三国丘小学校

テレビ朝会での話(正岡子規について)

公開日
2026/01/20
更新日
2026/01/20

校長室から

昨日のテレビ朝会で、明治時代の俳人・歌人 正岡子規を紹介しました。「みなさんは,俳句っていうものを知っていますか。俳句とは5・7・5でつくる短い詩のことです。つくったことがある人もいると思います。有名な俳句で「古池や 蛙(かわず)飛びこむ 水の音」というのがあります。これは江戸時代に松尾芭蕉という人がつくった 静かな古池と水の音について読んだ句です。今日紹介する正岡子規という人は、明治時代に活躍した日本の俳人や歌人です。俳句や短歌を新しくした人で、見たままをそのまま書く作り方を大切にしました。有名な句としては「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」があります。柿を食べていると、法隆寺の鐘の音が聞こえてきましたという意味ですが、秋の風景を感じる一句です。彼によって俳句や短歌がより自由で新しいものになり、俳句や短歌の世界に大きな影響を与えましたが、彼は若い頃から結核という病気にかかり、1902年35歳で亡くなりました。正岡子規の新年の句をいくつか紹介します。

 年玉を 並べて置くや 枕もと      意味: 枕元にお年玉を並べておきました。病気で動けないけれど、弟子たちに会うのが楽しみです。

 初日さす 硯の海に 波もなし      意味: 初日の光が硯の中にできた墨の海に差し込み、波一つ立っていません。

 新年の 白紙綴じたる 句帖かな     意味: 新しい年になり、白い紙を束ねた新しい句帖を用意しました。新しい気持ちで俳句をつくり始めることができます。

これらの句は、新年の特別な雰囲気や期待感を感じさせてくれます。最後に俳句ではないですが、正岡子規の言葉を紹介します。

「一年(ひととせ)は正月に 一生は今にあり」

この言葉は、一年の始まり(正月)が大事なように、人生のなかで「今この瞬間」が大事だよ、という意味です。「あとでいいや」と思わず、今できることを大切にしようというメッセージです。病気で自分の寿命は長くないことを知っていた正岡子規は、毎日の生活で、その瞬間その瞬間を大切にして、一生懸命に俳句を作ったのだと思います。