防災の日
- 公開日
- 2023/09/04
- 更新日
- 2023/09/04
校長室
先週の金曜日9月1日は「防災の日」でした。防災というのは、地震や台風といった自然災害から自分の身を守ることです。毎年、この「防災の日」に大阪880万人訓練が行われています。皆さんは自分の身を守る行動ができましたか。私は、5年生の出前授業が行われていた英彰ふれあいセンターにいましたが、5年生の人たちも保護者の方たちもみんな床に伏せて頭を守る行動ができました。なぜ9月1日を「防災の日」にしたのか知っていますか。実は、ちょうど100年前の1923年9月1日に「関東大震災」という大きな地震が起こりましたのでその日を「防災の日」としました。
関東大震災では、10万人以上の人々が犠牲にりました。地震のために建物が倒れてその下敷きになって亡くなられた方もいましたが、火災が発生し逃げ遅れてなくなられた方が多かったそうです。そして私が一番怖いなと思ったのは、デマによって人が殺されたということです。デマとはうその噂です。「○○が井戸に毒を入れた」「○○が火をつけた」などといったデマが流れ、罪のないたくさんの人が毒を入れた犯人、火をつけた犯人と間違えられ殺されてしまったのです。普通では考えられないことですが、自然災害で人々がパニックになっている時にデマが流れるとそういう事が起こってしまう可能性があるのです。現在ではスマホがあるのでデマが流れるとあっという間に広がってしまうので恐ろしいです。災害が起こった時だけではなく、普段からそれは正しい情報なのか、情報の出どころは信頼できるところなのかなど冷静に判断して、うその情報に振り回されないように気をつけないといけませんね。