堺市立英彰小学校

小さな親切

公開日
2023/06/12
更新日
2023/06/12

校長室

 1963年(昭和38年)の6月13日は「小さな親切」運動がスタートした日です。1963年(昭和38年)は、私(校長)が生まれた年でもあります。私は今年で60歳ですので、「小さな親切」運動も始まってから60年たったということです。ところで皆さんは親切ってどういうことか知っていますね。「思いやりをもって、人のために尽くすこと」というような意味があります。漢字で書くと「親を切る」という怖い意味にもとれますが、「親」は「親(した)しい」「身近(みじか)」といった意味があり、「切」には、刃物を直にあてるように「身近である」「行き届く」という意味があるそうです。先日、6年生が修学旅行に行きましたが、夕食の時に、夕食会場の隅でホテルの人がお箸だったと思うのですが、バラバラと落としてしまいました。すると何人かの6年生がさっと動き、落としたお箸を拾い集めるのを手伝っていました。考える間もなく体が自然に動いているようでした。その児童たちはきっと普段から小さな親切ができている人なんだろうなと思いました。他の学年の教室でもだれかが落とした鉛筆や消しゴムをすぐに拾ってあげる児童をよく見ます。そして拾ってもらった児童はちゃんと「ありがとう」と言えています。また、トイレのスリッパをきれいに並べてくれる児童もいますし、学校の中での落とし物を職員室まで届けに来てくれる児童もいます。英彰の子どもたちは、やさしくて思いやりのある人が多いです。これからも一人一人が小さな親切を心がけて、気持ちのいい学校にしていきましょう。
 という話を朝会でさせていただきました。