青少年赤十字
- 公開日
- 2025/12/15
- 更新日
- 2025/12/15
校長室
先週の朝会で保健委員会の人たちが募金活動の結果報告をしてくれました。皆さんが募金してくれたお金は、赤い羽根共同募金、歳末助け合い募金、青少年赤十字募金の3つに分けて寄付をさせていただきました。どの募金も困っている人たちのために使われます。その中でも青少年赤十字について話します。毎年3学期に「堺市青少年赤十字のつどい」というものが行われ堺市の小学校の代表児童たちが集まります。英彰小学校の児童会役員さんたちも毎年参加しています。今年から2学期に行われることになり、夏休みが終わってすぐの8月29日に行われました。他の学校の人たちと交流し、赤十字のことを学んだり、他の学校の児童会がどんなことをしているのかをお互いに教え合って自分たちの活動の参考にしたりしています。
「赤十字」は、スイス人のアンリー・デュナンという人が、戦争で負傷した人を敵味方の区別なく手当てするためにつくった組織です。今では世界中に広がっている組織です。ちなみに赤十字のマークは、アンリー・デュナンの祖国スイスの国旗(赤地に白の十字)の配色を逆にした白地に赤の十字です。現在では赤十字社は、病気で困っている人のために献血事業をしたり、外国の人たちと助け合う国際活動をしたり、災害があれば被災地の支援をしたりしています。もうすぐ発生から2年がたとうとしている能登半島地震の被災地でも支援活動を行っています。
青少年赤十字は、昔ヨーロッパで第一次世界大戦が起こった時に、アメリカやカナダ、オーストラリアの子どもたちが自分たちでなにかできないだろうかと考え、学校の先生と相談して、戦争で困っているヨーロッパの子どもたちのために、自分たちの書いた作文や絵とともに学用品などを買うためのお金を集めて赤十字社に送りました。それがヨーロッパの子どもたちに届けられて、とても喜ばれたそうです。この活動がきっかけとなり、赤十字社の中に青少年赤十字が作られることになったということです。堺市立小学校では全校が青少年赤十字に加盟して、募金活動などに参加しています。