さつき野学園

■カメは自分を知っていた 〜7年1組 道徳〜

公開日
2022/02/09
更新日
2022/02/09

学園長より

<本文>
 
百人一首大会の学級代表決めで、小学校時代に誰よりも早く百首の暗記をした美麻は、同じ小学校出身の里子に負けてしまいました。大会で自分の活躍する姿を思い描いていた美麻は、悔しい気持ちでいっぱいです。

 帰り道、同じ小学校出身で隣のクラスの耕司に、里子に負けたことを伝えると、里子が小学校時代にがんばっていたことを教えられます。

 自分のノートを作って、意味も調べるなど、こつこつとがんばっていたというのです。
耕司は、「ウサギとカメ」の話を思い出したと言います。カメは自分を知っていたのではないかと解釈したのです。

 小学校時代の里子と今日1位になった里子の姿を思いうかべ、じっと考える美麻でした。