堺市立深井中央中学校

学力アップ16の心得

公開日
2023/09/29
更新日
2023/09/29

お知らせ

【10月:丁寧な言葉は心と視野を広げる】

 言葉が心に与える影響について考えてみましょう。言葉づかいが与える影響は、相手にだけでなく、自分にもあるのです。乱暴な言葉は自分の心を乱していきます。丁寧な言葉は自分の心を落ち着け、優しくしてくれます。
 一旦、乱暴な言葉を使うと、その後に続く言葉も乱暴になりがちです。乱暴な言葉は誤解も生みやすく、自分の気もちも相手の気もちも不安定にしてしまうので、本当に伝えたいことが伝わりにくくなる可能性が高まります。逆に、丁寧な言葉で話し始めると、その後も丁寧な話し方が続きやすいということがあります。相手にきちんと伝えようという気もちや、相手を傷つけないように言葉を選ぼうという配慮が、丁寧な言葉には含まれています。落ちついて、しっかり考えながら言葉を発することで、自分の頭の中でも内容を整理することができ、その分、相手にも内容が伝わりやすくなります。
 丁寧語や敬語を正しく使うことは、難しいことですが、きちんと説明したいとき、きちんと感謝や謝罪の気もちを伝えたいとき、自然と丁寧に話そうという気もちになります。言葉の技術よりも、まず心が大切です。自分の心、相手の心を考える余裕、思いやりが必要です。また、どんな言葉を選べばよいのか、どんな順に伝えればよいのかを考えるためには、ものごとを多方面から見る力も必要です。丁寧な言葉は心を豊かにし、視野を広げるといえるでしょう。
 また、相手が丁寧な言葉を使ってくれたとき、自然と自分も丁寧な言葉になることがありますね。言葉が丁寧になると、態度も丁寧になり、態度が丁寧になると、行動も丁寧になります。改めて言葉の力を再確認し、心ある言葉を探し、使いましょう。