1年生 「ギガる」
- 公開日
- 2021/04/28
- 更新日
- 2021/04/28
一年
本日、「ギガり」ました。
堺市が推進している「GIGAスクール構想」。ネット環境を駆使し、パソコンを利用した授業に変更していくプロジェクトです。
生徒用パソコンを使えるようにするには、1台1台個人設定を行わなければならないのですが、それは、経験した人にしか伝わらない、過酷極まる作業なのです…。
「パソコンの不具合」、「通信速度が極端に遅くなる」、「パソコン画面に次々と映し出される謎の通知」、「説明書通りに動いてくれるパソコンはごく一部のみ」など、
数え出したらキリがないほど多くの困難が待ち受けている、究極の初期設定作業なんです。
その過酷な初期設定に挑戦すること=通称「ギガる」
本日、「ギガる」に名乗りをあげたのは、「我らが1年生」。
1クラス40人を超える1年生は、パソコンの充電量もその分多くなり、充電保管庫の充電時間の総アンペアにまで気を張らなければ、校舎のブレーカーまで落ちてしまうといった困難もおまけつきです。
同じ場所で同時に起動すると、ネット環境が一瞬で固まり、パソコン画面となぞのにらめっこになってしまうので、クラスを2つに分けて行いました。
出席番号 1〜20番…パソコン教室
出席番号21〜42番…理科室
に分けて、1時間目から6時間目まで1クラスずつ挑戦しました。
始まると予想通り、各クラス10台弱の不具合が起き、教師は悪戦苦闘。
しかし、決して諦めることなく果敢に戦い抜きました。
授業が入っていない教師総動員で取り掛かり、机から机へと、歩き続けました。
さらに細かく場所を分けて行えばいいのか…。
それならやってやろう!
と、理科室(21〜42番)の生徒を、さらに半分に分け、理科室の前にある美術室まで開放し、行ったクラスもあります。
説明する教師をビデオカメラで撮影し、ライブ中継で他教室に放映することで、リモート授業の足掛かり的なことも行いました。
そして、次々と襲い掛かってくるGIGAの困難に、我々は冷静に対処し、無事に「ギガる」ことができました。
現在職員室では、参加した先生方が、そのお互いの奮闘を讃え合い、疲れ果てた中にも笑顔があふれています。
写真は、リモート授業の様子です。