人権学習の一環として「車いす体験学習」を実施しました。

本学習は、車いすスポーツの体験を通して、さまざまな立場の人の思いや生活について理解を深めることを目的としています。

NPO法人の先生を講師としてお迎えしました。

講師紹介とご挨拶の後、車いすの基本的な操作方法について説明を受け、ウォーミングアップを行いました。

その後、リレーや鬼ごっこといった活動に取り組みました。

体験の初めは、車いすの操作がうまくいく生徒もいれば、思うように動かせず戸惑う生徒の姿も見られました。

しかし、活動を重ねる中で次第に操作に慣れ、後半には多くの生徒が車いすを自在に扱いながら、仲間と声を掛け合って活動に参加する様子が見られました。

活動の最後には、先生から、なぜこのような活動に取り組むようになったのかというご自身の経験を踏まえたお話や、

車いすを使用している人、障害のある人、そしてその周囲の人々の気持ちについて考える大切さを語っていただきました。

生徒たちは、楽しい体験の中にも多くの気づきや深い学びがあることを実感する時間となりました。

本学習を通して、生徒一人ひとりが「自分とは異なる立場の人の思いを想像すること」の大切さに触れる、貴重な機会となりました。

最後に、貴重な学びの場をご提供いただいた講師の先生に、心より感謝申し上げます。