堺市立桃山台小学校

12月23日 3年 道徳 いじめをゆるさない心

公開日
2025/12/23
更新日
2025/12/23

3年生

今日の道徳の授業で,教材『道夫とぼく』を通して,分け隔てをしないことについて考えました。


この教材は,”サッカーが得意な「ぼく」が、休み時間に友達とサッカーをしています。ある日、運動が苦手
な道夫に仲間に入れてほしいと言われ、「ぼく」は少し考えてから「ゴールキーパーならいいよ」
と答えました。でも、サッカーが始まると、自分のシュートは決まらず、道夫は簡単にシュート
を決められてしまうのです。「ぼく」は道夫にきつくあたり、ボールの片づけをさせました。次の
日から、道夫は休み時間に校庭に出てこなくなりました。しばらくしてサッカーの上手な走太が
転校してきました。走太から「道夫くんも誘おうよ」「下手だからって誘わないのはどうなのかな」
と言われ、「ぼく」は、何も答えることができませんでした。”という内容です。

教材を皆で読み,何も答えることができなかった「ぼく」の気持ちを考えました。「ぼく」は心の中で『道夫に悪いことをしてしまったかな。』『謝った方がいいかな』『サッカーが上手とか下手とか関係なくみんなで仲良くすればよかったな』などと思っていたんじゃないかなという意見が出ました。望ましい人間関係の中で健やかに過ごせるようにするには、互いに公正、公平に接することが 大切であることを皆で話し合いました。自分たちのクラスでも友だちとの感情の行き違いなどで気持ちが沈んでいる子がいたら、お互いに「大丈夫?」「話聴こうか」と声をかけられるクラスでありたいなと思います。


授業の最後に『いじめをすることはどうしていけないのか。』について考え,一人ひとり自分の意見を言ってくれました。

「心が傷つく」「嫌な気持ちになる」「安心できない」「相手の権利を奪うことになる」「ごめんねと言っても,相手の心の傷は消えない。」「大人になってもトラウマになるかも…」「相手の心や体を傷つけたら取り返しのつかないことになる」などと相手の心を心配する意見が多く出ました。

今後も互いに寄り添える関係を目ざして,自分も相手も大切にしながらともに過ごしていきたいと思います。