わかる板書37〜考えの共有化と焦点化〜
- 公開日
- 2022/11/02
- 更新日
- 2022/11/02
わかる板書
4年生の算数です。四則計算のきまりについての学習です。並んだドットの数を数えるために,1つの式に表して答えを出します。多様な考え方ができる問題です。
子どもたちの多様な考えを出し合うだけでは,子どもたちの話し合いは横道にそれたり,焦点化されず何を学んだのかわからないまま終わることもあります。教師の役割は,「子どもたちの多様な考えを整理し,共有化・焦点化すること」にあります。
この学習では,子どもたちから出た考えをあえて他の子どもが繰り返し説明していました。子どもの言葉は一人一人違います。同じ考えでも何人かの子どもが説明すれば,すべて違う表現になります。聞く側にとっても,わかりやすい表現は一人一人違いますから,友だちの考えを他の子どもが自分の言葉で説明することで,クラスのみんなに共有されていきます。
また,子どもたちから出た多様な考えを分類し,子どもたちが一つ一つの考えにネーミングをしました。これによって,多様な考えが焦点化されるとともに,今後の学習においてもクラス内でつけた名前で共有し続けることができます。