セミの羽化がみれた!
- 公開日
- 2023/07/14
- 更新日
- 2023/07/14
取り組み
セミの羽化は、蒸し暑い日が続いた後の雨が降っていない日に行われ、日が傾き、暑さが少し和らいだ夕方6時頃から8時前までの時間帯に幼虫が地面に出てきて、高い場所に上って羽化を始めます。なので、今日見れたのは運がよかったですね。
木の幹や枝でじっと動きを止めたら、いよいよ羽化のスタート!しばらくすると、背中が割れ、体を波打たせながら、ゆっくりと少しずつ出てきます。体全体が出てくると、抜け殻から落ちてしまうのではと心配になるかもしれませんが、お腹の先だけを抜け殻に引っかけてぶら下がりながら休憩したり、体勢を変えて殻に脚をかけ、お腹を殻から引き抜いたりと、落ちないように上手く殻を脱いでいくので心配は無用なようです。
全身が殻から出た直後はまだ翅がくしゃくしゃで、見た目にも柔らかそうな様子が感じとれます。次第に翅がピンと広がっていき、翅が完全に広がりきった後に体に沿わせて翅の向きを変えます。
羽化スタートからおおよそ2〜3時間前後で、セミらしい成虫の様相になります。半透明で少しグリーンかかった色がとてもきれいです。羽化が終わっても、すぐに飛び立つわけではありません。徐々に体が硬化し、色が黒く変化して、翌朝になると元気に飛び立っていくようです。